職種・職場紹介
医薬品に適した内服固形製剤の秤量から充填・包装までの工程製造を担い、総合製剤棟、糖衣棟、自動倉庫棟、取引先専用製剤棟からなる最先端の生産設備を備えた医薬品製造工場です。
製造工程
主な製造工程
職種紹介
要となる医薬品製造を担当する部門は、若狭工場では1~3課で構成され、課ごとに担当する製剤工程が分かれます。製剤工程は、主に7つに分類されます。
【① 秤量】原料の分量を正確に量り取る
【② 混合・造粒】原料を混ぜ合わせ均一に顆粒状にする
【③ 打錠】顆粒状の原料を圧縮成形して錠剤の形つくる
【④ コーティング】錠剤の表面に被膜コート(フィルム)する
【⑤ 錠剤印刷】錠剤を識別するため、錠剤の表面にマークつける
【⑥ 検査】錠剤外観に欠けや汚れなどの異常がないか検査する
【⑦ 充填・包装】検査済み錠剤をシートや瓶に充填し、箱詰め等の個包装を行う
製剤業務は空気の清浄度や温度、湿度が管理されたクリーンルームでの作業となり、また、人からも異物が持ち込まれないようにクリーンウェアやゴーグル等を着用して行います。
実際に自身が製造した製品が患者様の元に届き、人の健康に貢献できることにやりがいを感じられ、また、全てのキャリアアップの基礎となる職種です。
品質管理では、薬機法やGMP省令等の法令に則り製品の品質及び安全性を確保するため、使用する原料や資材、製造した製品に至るまで、様々な検査機器や分析機器を駆使して試験業務を行います。製造した製品の品質にばらつきがないかチェックを行い、常に一定の品質のものが製造されていることを確認します。また、法律に係る薬事業務や、取引先様からの品質に関する問い合わせに対応する品質保証業務等、対外的な業務も行います。
品質を常に監視・管理することが品質管理部門の大きな使命で、医薬品を服用する患者様の安全、安心を確保する重要な職種です。
技術開発は、開発本部に属し、新規製品の開発から承認取得、取引先製造依頼品の製造技術、分析技術の検討を主に行っています。
具体的には、当社の蓄積した製剤技術と保有する最新製造機器を用いて取引先様のニーズお応え出来るよう、高機能性・高品質製品とそれを支える製造技術の開発を行います。また、開発には分析・評価も必要となり、有効成分の評価法や安定性評価、その評価のための試験方法開発と、製剤と連携し業務を推進します。
製造部門や品質管理で得たスキルのブラッシュアップ、得た専門知識をベースとしたキャリアアップとして、多方面で活躍できる人材の入口となる職種です。
生産管理は取引先から受注を受け取り、求められる納期に間に合うように工場内の生産スケジュールを管理する業務や医薬品製造に使用する原材料の購買業務、在庫管理を行います。
工場ではあらかじめ立てられた生産計画に沿って製品が作られていきます。この生産計画を立てるのが生産管理の重要な仕事のひとつです。市場動向や取引先のニーズによって販売計画が変更されることもあるので、常に適切に製品がつくられる環境を整えます。
また、工場では自動倉庫棟で原材料や資材、製品を保管していますので、在庫管理はもちろん、各部門や取引先との出荷・受入業務も担当しています。
生産管理はまさに工場の司令塔といった役割の職種です。
施設管理は、工場に設置されている設備などの管理・点検・修理を行い工場がトラブルなく稼働できるようにしていく業務です。
業務内容は多岐に渡り、官公庁への届出書類作成や消防設備や給排水処理設備等の対応も行っています。
また、省エネ等の環境保全への取り組みも推進しており、事業者が効果的、効率的、継続的に環境への取り組みを行えるよう環境省が策定した「エコアクション21」の認定取得も担当しています。
施設管理は、縁の下の力持ちとして工場全体を支えています。
総務は、主に勤怠管理、労務管理、経費管理、人事採用等などマルチに幅広い業務を担っています。
工場内で使用する作業服やクリーンウェア等の洗濯や休憩室や食堂等の共有エリアの清掃は専門スタッフが行い、職場環境美化に努めています。
また、定期的に社員との面談を実施し、要望や困っていることなど意見を聴きとり、この会社に入って良かったと思ってもらえるような働きやすい職場作りや業務改善の提案を行っています。